C#でよく使う continue とは、ループ内で使用することができ、特定の条件が満たされた場合に、いまの処理を中断して次の反復処理に進むことを指示するためのキーワードです。主に for 文や while 文の中で使用することが一般的になっています。
繰り返し文について復習する場合は上記の記事も併せてチェックしておくとよいでしょう。
continue の書き方
continueステートメントは、C#のループ内で使用されます。主にforループ、whileループ、do-whileループの内部で利用されます。continueステートメントは、ループ内の特定の条件をチェックして、その条件が満たされた場合は次の処理に進めます。例えばcontinueは以下のように書くことが出来ます。
for (int i = 0; i < 10; i++)
{
if (condition)
{
// 条件が満たされた場合、次の反復処理に進む
continue;
}
// このコードは条件が満たされない場合に実行される
}continue の一般的な使用法
continue は特定の条件が満たされた場合に、処理をスキップするのに役立ちます。例えば以下のように、i が偶数の値である場合は処理をスキップして、i が奇数の値の時だけ出力するなどのように、特定の条件の未処理を行わないといった場面でよく使います。
for (int i = 0; i < 10; i++)
{
if (i % 2 == 0)
{
// 偶数の場合、次の反復処理に進む
continue;
}
Console.WriteLine(i);
}また、以下のサンプルのように、特定の条件に応じた処理を行うプログラムの組み方をすることもできます。
int[] numbers = { 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10 };
foreach (int number in numbers)
{
if (number % 2 == 0)
{
// 偶数の場合の処理
Console.WriteLine($"{number} は偶数です。");
}
else
{
// 奇数の場合、次の反復処理に進む
continue;
}
// このコードは偶数の場合に実行される
}上記のようなプログラムの組み方は、追いかけるのが大変になる複雑な構文なので、普段ではあまり使わないかもしれません。ただ、処理フローの引き出しの選択肢として持っておくのもありかなと思います。
continue のまとめ
continue 繰り返し構文において処理の流れを制御し、特定の条件に合致する場合にコードの実行をスキップするのに役立ちます。しかしながら、誤った条件のループや無限ループに陥ってしまう可能性があるため、処理の流れはしっかりと考えておく必要があります。
とはいえ、continue を使用すれば不要な処理をスキップすることができるのは、無駄な計算や処理を回避することができ、コードの効率性という側面では魅力的です。特に大きなデータセットやループ内での処理をする場面では、適切にスキップする条件を考慮すれば、処理の高速化にも役立つので身に付けておくとよいでしょう。
