SQLite をより便利に使用できる sqlite-net-pcl で新規のテーブルを作成する方法を紹介します。テーブルとはデータを格納するための定義を持った入れ物のようなもので、どんなデータがどんな型で格納されるのかを記しているものです。
テーブルを作成する方法
今回は簡単に Item という簡単なテーブルを作成していきます。格納可能な情報は Id と Memo で、Idは int 型、Memo は文字列型として定義します。sqlite-net-pcl ではクラスとして定義することで、自動的にクラスを生成してくれます。
using SQLite;
namespace ToDoApp
{
public class Item
{
public Item() { }
[AutoIncrement, PrimaryKey]
public int Id { get; set; }
public string Memo { get; set; }
}
}
上記のようにクラスを定義します。IDには属性として「AutoIncrement」と「PrimaryKey」を設定しています。AutoIncrement は ID を他と被らないように、自動でインクリメントして設定してくれる属性で、PrimaryKey はキーがテーブル内で一意になるように自動採番してくれる便利な属性です。
using (var connection = new SQLiteConnection("DBのパス"))
{
connection<Item>.CreateTable();
}
connection を生成する箇所に指定したパス・ファイルに対して、指定のファイル内にテーブルが存在していなければ作成し、テーブルが存在していれば処理をせずにスルーしてくれます。connection<Item> で Item テーブルに対するアクセスを行ってくれる感じですね。